雨漏り診断士の三宅隆志です。
今日は雨漏りについてお話したいと思います。
雨漏りの4要素
雨漏りは、下記の4つの条件の組み合わせにより発生します。
- 雨量
- 風の向き
- 風の強さ
- 雨降り継続時間
風が弱く、上から降る雨だけなら、
雨漏りすることはさほどありません。
もし、通常の雨で雨漏りするのであれば、
家のどこかに何らかの劣化が生じているか、
住宅が新しい場合は施工ミスの恐れがあります。
しかし、台風のように下から上に舞い上がる雨もあります。
台風の場合、通常の雨よりも雨量が多いです。
特に、大型台風が遅いスピードで直撃する場合は
一般に「①雨量が多く」、「②風の向きはほぼ全方向」、「③風の強さは強く」、「④雨降り継続時間はそれなりに長く」なり、
雨漏りにとって最悪の条件となります。
つまり、台風というのは
通常の雨では起こり得ない事態を発生させるわけです。
例えば、雨漏りの条件の一つである「雨量」。
大量の雨水が雨樋で処理しきれずに、軒裏まではね返るなどして雨漏りを引き起こすこともあります。
雨漏りの原因を突きとめるにはお客様の協力が不可欠
雨漏りの原因を突きとめるためには、
どのようなときに雨漏りが発生したのかを押さえる必要があります。
こればかりは、住んでいる方にお聞きするしかありません。
ですので、雨漏りの工事をする際、
私たちが大事にしていることは、
「依頼主の声を聞くこと」に尽きます。
お話を聞くことで、
どのような調査をすべきかもわかります。
調査一つにしても、
お客様にわかるように説明します。
お客様を置いてきぼりにしません。
調査であれ、見積であれ、施工であれ、
依頼主の声に耳を傾け、
現場ごとの条件を把握したうえで、
お客様にも理解できるようにご提案する。
これが南大阪リフォーム相談所のポリシーです。
次回は雨漏りを招く3仕様(軒なし、外壁通気層なし、陸屋根)についてお話しますね。
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