想像してみてください。
もし、あなたの家が雨漏りしたとしましょう。
そのまま放置する方もいらっしゃいますが、
多少の不安や心配はあるはずです。
では、いざ直そうと考えたとき、
「雨漏りでシミになっているところを直してもらおう」
「雨漏りしてる部分を直してもらおう」
と考えるはずです。
あるいは、
「屋根を丸ごと葺き替えないといけない」
なんて考える人もいるかもしれません。
でも、仮に業者さんに診てもらって
皆さんが想像した通りの修理が必要になったとしても気をつけてくださいね。
なぜなら、
雨漏り診断士の資格を持っていて
日頃から様々な事案に触れている私でも
想定外の部分から雨漏りを
引き起こしているケースがよくあるからです。
重要なことは
雨漏りを再現することで原因を特定し
原因箇所を改善することと
傷んだ部分を処置すること
です。
今回ご紹介する事例も、
雨漏り調査をして原因を特定し
ようやく工事に至ったケースです。
事例紹介:雨漏り調査後の天井修理
今回の事例は
「雨漏りしている」とお問合せのあったお客様です。
ベランダ下の天井部分にシミがあるので
雨漏り調査をしたところ
ベランダ部分から雨漏りしていることがわかりました。
雨漏り調査後の処置
雨漏りしていることがわかったとしても、その後どのような流れで処置をするのかはとても重要です。
傷んだ部分を直すのはもちろん、雨漏りの原因になっている部分を解消することも重要です。
処置その1 雨漏りの原因の解消
雨漏りにおいて、原因の特定は何よりも重要です。これを間違えると、原因が解消されないわけなので、修理しても雨漏りを繰り返します。
今回の事案では、ベランダの下地が傷み、防水シートも破れており、そこから雨漏りを引き起こしていました。だから、ベランダ下の天井がシミになっていたわけです。
そこで、FRP防水(ガラス繊維強化プラスチック)をして原因を解消しました。
詳しくはこちら

処置その2 テラスを設置し防水対策
ベランダの防水工事をしましたが、
それでも劣化はします。
でも、劣化を遅らせることはできます。
それはなるべく雨水にさらされないようにすることです。
そこで、ベランダにテラスを設置し、
雨水がベランダに入るのを軽減させます。
詳しくはこちら

処置その3 雨漏りで傷んだ天井を張り替え
概要 | 天井の修復
|
費用 | 10万円(税込) |
日数 | 1日 |
断熱材の一部が水で濡れていたため、交換しました。このままにしておくと壁の内部が乾かず、カビが発生したり、柱などが腐ったりします。天井裏が何となく湿っていますよね?

濡れてしまって、断熱材としての効果のないものは交換します。

断熱材を交換したあとは、雨漏りで傷んだ天井ボードを張り替えていきます。

天井ボードを張り替えたら、今度は全体のクロスを張り替えます。

処置その3 今後雨漏りの原因となりそうな部分を解消
今回は外壁のつなぎ目である目地(コーキング)が傷んでいたので、一部張り替えをしました。
概要 | 外壁の目地(コーキング)交換 ※ベランダ部分のみ |
費用 | 4万円(税込) |
日数 | 1日 |


これで雨漏り修理も完了です。
雨漏り修理といっても、このように道のりは長いです。
そして、最後に不要な家電製品なども撤去いたしました!

※撤去費用として3万5000円をいただきました。
担当者から一言
雨漏りかも、、
と思ったら雨漏り診断士の在籍する南大阪リフォーム相談所にお気軽にお問合せください。
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